開業前に絶対やっておくべき「お金」の準備5選
~失敗しない個人事業主のスタートダッシュ~
はじめに:開業で一番つまずくのは「お金の見積もり」
「とりあえず開業届を出せばいいんでしょ?」
そんなノリで始めた結果、開業後すぐに資金ショートして廃業……そんな悲しいケースを私は何度も見てきました。
この記事では、**“これから個人で始める人”が知っておくべき「お金の準備」**について、税務の視点から5つにまとめてお伝えします。
✅① 開業初期費用を“甘く見ない”
事業用のパソコン、看板、内装、名刺やロゴ、ホームページ、広告……
思ったより最初にお金がかかるのが個人事業です。
目安として最低でも30〜100万円は準備しておきたいところ。
特に「見積もりを取っていない支出」が後でボディブローのように効いてきます。
→【対策】
・初期費用はすべてリスト化&金額を試算しておく
・補助金や助成金が使えないかを開業前から調べておく(後述)
✅② 生活費と事業資金はしっかり分ける
意外と多いのが、事業用の口座や財布を分けていない人。
すると、お金の出入りが不明確になり、記帳も経営判断もできなくなります。
→【対策】
・開業前に銀行口座とクレジットカードを事業用に用意
・家計と分けて「自分の生活費はいくら必要か」も明確に
✅③ 運転資金(半年分)を確保しておく
事業はスタートしてすぐには黒字になりません。
固定費(家賃・人件費・仕入れなど)だけは必ず出ていくので、最低でも半年分は余裕を持って確保しておきましょう。
→【例】
家賃5万円+通信費1万円+広告費3万円=月9万円 → 半年で54万円
✅④ 補助金・助成金を開業前から検討する
多くの補助金は「交付決定前に着手したものはNG」です。
つまり、開業してから申請しようと思っても間に合わないことがほとんど。
→【対策】
・開業前から使える補助金(例:創業支援、事業再構築補助金)を行政書士や支援機関に相談
・「申請スケジュール」まで確認しておくと◎
✅⑤ 節税の準備も“開業初日”から始まっている
青色申告の承認申請、帳簿づけ、領収書の管理……
これらを適当にしておくと、節税のチャンスを逃すだけでなく、税務調査のリスクにもなります。
→【対策】
・開業届と同時に「青色申告承認申請書」も提出する
・記帳ソフトや記帳代行を早めに準備
・経費になりそうな支出はすべて記録&保存しておく
まとめ:準備こそが最大の武器!
開業は「勢い」も大事ですが、事前の準備で8割が決まるといっても過言ではありません。
今回紹介した5つを押さえておくだけで、開業後の不安がグッと減ります。
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